Visual Studio Team ServicesのPull Requestに関する最近の追加機能
本エントリーはVisual Studio / Visual Studio Code Advent Calendar 2015の15日目です。
まずはお詫びから…。実際の担当日からかなりの日数経過してしまいました…。 担当日の夜中から体調不良を起こしており、色々検査に回された結果、軽い胆嚢炎の模様です…。*1
とりあえず、何とか書き物をする気力を持ち直してきたので本記事書きあげて投稿致します。
昨年は「Visual Studio OnlineでPull Request駆動開発」という記事でアドベントカレンダーに参加させていただきました。
今年は名称も新たに「Visual Studio Team Services(VSTS)」となった本サービスのPull Request機能に注目して、最近追加された幾つかの機能をピックアップしてご紹介します。 昨年のアドベントカレンダー時点よりさらに便利にPull Request駆動開発ができること請け合いです。*2
1. Home画面のPull Requestウィジェット
最近一新されたHome画面(ダッシュボード)でPull Requestのウィジェットを追加することができます。
設定の画面でブランチやアサインの向き先を選択できます。
設定した内容に従ってアクティブなPull Requestが一覧で表示されます。
2. Pull Request一覧画面の追加機能
Pull Request一覧画面を開くと、最上段に直近の変更があったブランチ名と「Create Pull Request」ボタンが表示されます。
このボタンをクリックすると、直近の変更があったブランチをデフォルトブランチ(規定ではmaster)にマージする設定が入った Pull Request作成画面に飛ぶことができます。
また、Pull Request一覧画面の情報量が増え、かなり見やすくなりました。
Pull Requestのステータス表示や対象のソースブランチとターゲットブランチの表示、レビュアーをアイコン表示(レビュアーの付けた評価もアイコンで表示!)さらにPull Requestにつけられたコメントの数など、この一画面で大体の状況を把握できるようになりました。
3. Pull Request詳細画面の追加機能
Pull Requestの詳細画面で、右のサイドバー領域にコミットにリンクされたワークアイテム(タスクなど)が一覧表示されるようになりました。
4. Visual Studio 2015 Update1のチームエクスプローラー
おまけとして、最近リリースされたVisual Studio 2015のUpdate 1で追加されたPull Request関連の機能をご紹介します。
「プル要求」という何とも微妙な日本語訳のメニューが新たに追加され、ここからPull Requestを作成することができるようになりました。
「新しいプル要求」をクリックするとPull Request作成画面が開くので、ソースブランチとターゲットブランチを選択、Pull Requestのタイトルと内容を入力してPull Requestを作成します。 「ブラウザーで開く」にチェックを入れておくと、作成したPull RequestをVSTSの画面で開きます。*3
また「プル要求」の画面では、アクティブなPull Requestを一覧で表示してくれます。
まとめ
以上、VSTSのPull Requestに関する最近の追加機能についてご紹介しました。Marketplaceからインストール可能なExtentionも登場し、これからさらに便利になるであろうVSTSを是非お試しいただければと思います。
(そして、改めてお詫びを…穴をあけてしまって申し訳ない…。)