Jack of all trades

master of none. 多芸は無芸を地で行く、自作自演何でも屋。

Visual Studio OnlineのTeam RoomsがBasicライセンスでも利用可能に

年明け後から完全に何もかもサボってるsady_nitroです。
表題の件も発表されてから結構経ってるので鮮度低めですが、割と重要な変更(多分)なので書き留めておきます。

Visual Studio OnlineにはTeam Roomsというチャットルーム的な機能がビルトインされています。が、最近まではAdvancedでしか利用できませんでした。
1/27の記事に記述されているように、現在ではBasicでも利用が可能となっています。

http://blogs.msdn.com/b/bharry/archive/2015/01/27/licensing-changes-user-acceptance-testing-and-agile-planning.aspx

Basicは5ユーザーまで無料のライセンス、Advancedは1ユーザー月額60$のライセンス。詳細は Visual Studio Online の概要 を参照。

因みにTeam Roomsが利用できると何が嬉しいのか、ついでにまとめておきます。
(Team Roomsの概要や簡単な使い方については チーム ルームでの共同作業 を参照)

特に設定等なくチャットルームとして使える

Team Roomsは手動でルームを作成してメンバーを招待することもできますが、チームプロジェクトを作成すると自動でプロジェクトのルームが作成されます。 プロジェクトメンバーはそのままルームに参加が可能なので、すぐにプロジェクト用のチャットルームとして使用することができます。

Visual Studio Online上のイベントをフックできる

各ルームの画面でイベントの管理からフックするイベントを設定することができます。自動ビルドや作業項目の更新、コードの変更やコードレビュー(Git利用であればPushやPull Request)などのイベントを検知して、ルームに表示してくれます。

上記の機能により、プロジェクトに関する伝達情報はTeam Roomsで一元的に管理することができ、且つイベントの通知に関しては、該当の変更セットや作業項目などにリンクしているので素早く次の行動に移ることもできます(あとはWikiページを付けてくれれば…)

とはいえ、Team Roomsのチャット機能自体はそれほど高機能(多機能)なわけではなく非常にシンプルであり、また日単位でスレッドが分かれる為、場合によっては使いづらいケースも考えられます。
あくまで「ビルドインされていて、無料ですぐに使える便利機能」という位置づけで、その他に必要な要件がある場合は、サードパーティーのサービスを利用するServiceHooksの設定をする方法やVisual Studio OnlineのREST APIを駆使して自作する方法などで対応するのが良いかと思います。